家のスペックは?

こんにちは、今朝ミニ大根の芽がついにでたnanです。

さて、今回は私が重視した家のスペックについてお話ししたいと思います。

私が家を建てるなら、予算内でできる限り高気密高断熱のものにしたいと考えてました。略してKKとしますと、なぜKKがいいか?ということですよね。高気密だと、家の隙間がほとんどないので外と中の空気が出たり入ったりしにくいため、家の中の温度を一定に保ちやすくなるんですね。さらに高断熱だと、家自体が外の暑い・寒いの影響を受けにくいため、さらに家の中の温度を一定に保ちやすくなる訳です。簡単に言うと、この2つが合わさることで、家がグーンと快適になる訳です!(簡単に言い過ぎ?)また、外の影響を受けにくいため、冷暖房費の節約にもなりますよ。

このKKはどうやったら実現できるのか?一般社団法人HEAT20が出している指標が参考になりますよ。(略してH20とします)

そもそもH20とは、すっごい簡単に言うと、高気密高断熱の家を実現するための技術の開発やその普及を促進するための社団法人です。H20では、全国を1〜6に分けて、その地域ごとにKK実現のための最低限必要なUA値等を公表しています。

さて、みなさんはUA値をご存知ですか?すっごく大切な値なので説明しておきます。UA値とは、「外皮平均熱貫流率」の略です。難しいのでこれは忘れてOKです。つまり、「家からどれだけ熱が逃げてしまうか」を表している高断熱かどうかを計れる値のことです。なので、値は小さいほど良いです。

ちなみに、高気密を計れる値としては、C値があります。これは、「家にどれだけ隙間があるか」ということです。これも、数値が低いほど良いです。C値1.0でハガキ1枚分ほどの隙間ですので、C値は、1.0以下を目指したいですね!

さて、H20のUA値に戻りますが、まずは自分のお住まいの地域が1〜6のどの地域か確認します。検索で「HEAT20 地域」とすると簡単に出て来ますのでご確認を。私が住んでいる長野県南信地方は4〜5です。とりあえず4として見てみると、G1が0.46、G2が0.34となっています。

G1の数値は、簡単に言うとちょっとKKな家なんですが、これはZEH住宅の基準値になっています。これが実現できれば、冬期の体感温度がおおむね10度以下にならないとされています。そしてG2になると、かなりKKな家になり、ZEH +の基準値よりも低いです。これが実現できれば、冬期の体感温度がおおむね13度以下にならないとされています。

少なくともG1はクリアできるように頑張りたいところですが、予算との兼ね合いもありますし、G2まで頑張るかどうかはコスパも考えてそれぞれで考えていただければ良いかなと思います。KKが実現できれば、家族の健康を考えても、体感温度ではありますが、13度以下にならなければ風も引きにくく、寒い冬も快適に過ごせますよね。

ちなみに、私の家は、UA値0.38以下、C値1.0以下です。厳密な数値は想定していないのであくまで設計上ではありますが、この数値でも非常に快適です。我が家には8畳用エアコン1台しかありませんが、この夏は設定温度28度で充分涼しく過ごしました。(なので、一戸建になったのに電気代が下がりました。笑)

どうでしょうか、KKの大切さが感覚で分かっていただけたでしょうか?

ホームメーカーや工務店をまわる際、「お宅で建てるとUA値とC値はどれくらいになりますか?」や、「ヒート20のG2を目指せますか?」など聞いてみると、そこの会社がどれだけKKに取り組んでいるのか分かります。(私の聞いた中だとH20すら知らない営業マンばかりでした)

皆さんの家づくりの参考にしてくださいね!

最後まで読んでいただきありがとうございました。